昔々、私が物心ついた頃には家に〝お兄ちゃん〟がいた。ちょっと太めのぽっちゃりとしたお兄ちゃんだった。いつも家の中にいて、ニコニコしていた。やがて私が幼稚園へ行くようになり、小学生になっても〝お兄ちゃん〟は家にいた。お兄ちゃんは何も食べない。お兄ちゃんは眠らないし、布団すらなかった。そして、何年経ってもお兄ちゃんの姿(大きさ)は全く変わらなかった。今にして思えば、変な事だらけだが当時の私は、それが当たり前の事のように思っていた。ある日、親に連れられ飛行場へ行く車の中で私の横にお兄ちゃんが座っていた。お兄ちゃんと一緒に出掛けられるのが嬉しかった私。飛行場に着いて暫くすると、それまでずっと私の横にいたお兄ちゃんが段々と離れていく。お兄ちゃんの足は動いていないのに、段々と離れていく。お兄ちゃん! 何処へ行くの? 待って! と追いかけたが段々と離れていく。追いかけて来た父親に腕を捕まれ引き戻される私。お兄ちゃんがっ! お兄ちゃんがどっかへ行ちゃう! と半泣きになりながら父親に言ったが何処のお兄ちゃんの事やねん。 さ、帰るで。 と、取り合っては貰えなかった。振り向くと、遠くでお兄ちゃんが手を振ってバイバイをしている。〝お兄ちゃん〟とは、それっきり。ある程度大きくなってから、〝お兄ちゃん〟の事を尋ねてみると家族の誰もが、お兄ちゃんの事を知らなかった。…と言うより、視えてもいなかった様だ。私には、姉だけではなく〝兄〟もいるのだと ずっと思っていた。結局、あの〝お兄ちゃん〟は誰だったのか? 何だったのか?は 未だに解らない。ただ、ハッキリと言える事は 私はお兄ちゃんが好きだった。
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こんにちは。
ほのぼのしていると同時に・・・怖い・・・イソラ様が(ボソッ)。
↑ ダメだ・・・吹き出して通り抜けられなくなった・・・・
空×ジ・Oさんよ・・・汗
空Xジ・Oさん こんばんは。
何でワテが 怖いんじゃーーーヽ(`Д´)ノ
何時も言っているでしょうが…私はか弱き子羊だ と( ゚Д゚)
Baronciaさん こんばんは。
瞬時に ♪とぉ~りゃんせ と~りゃんせぇ~♪ と 頭の中に童謡が駆け巡りましたw